Kikiのつぶやき


日記代わりにつぶやいてます
by KikiVicky
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アピシウス@有楽町

今年は厄年。年始に、お祓い済み。

でも、自分流の厄おとしもやっちゃわない?と、親友A嬢と数ヶ月前から計画していたもの、それは・・・・


厄落とし豪華ランチ!


なんじゃそれ?と思われてもいいの。ダンナさまにあきれられてもいいの。
思いっきり、贅沢な気分に浸ってみたいの。でも女同士だし、さすがに散財はまずいので、ランチでがまんなのよ。

そして、セレクトしたのは、新しいところではなく、Theグランメゾンともいうべき、アピシウスでした。

実は、私、2度目でした。すっかりおなじみ?の、とんでもない父のおかげでございます。
そのエピソードは後で書くことにしまして、その話をしたら、A嬢が「私もいってみたい~~!!」と大興奮。やっと念願かなったという感じです。

グランメゾンというと、もうそれはそれは、緊張してしまう方も多いと思うのですけれど、私は「緊張しっぱなしで最後までおわってしまったら、それはグランメゾンとはいえない」と思うのであります。おしゃれに決めて、緊張して絨毯を踏んで店内へ案内され、そして2品目くらいには不思議とリラックスし、終わりは笑顔で・・・これこそ、グランメゾン、と。

アピシウスは、ランチであれば、決して敷居の高いお店とは思いません。確かに値段は高いです。でも、それだけの価値がある、すばらしいサービスを受けることができると、以前も感じだし、この度も本当に思いました。

お料理は、もう、あえて書きません。食前に頂いたシャンパン、白アスパラガスのムース仕立て、太刀魚のソテー、そして鴨。ひとつひとつのお料理を、ギャルソンの方が面白おかしく紹介してくださいます。「まぁ、西洋風茶碗蒸だとおもってお楽しみください」「今は夏場ですので、比較的あっさりとしたソースで仕立てていますが、もう少しするとジビエの季節で、血などを使った濃いものにかわりますよ」などなど・・・質問すると何でも答えてくれます。デザートも、奇をてらったものではなく、シンプルにおいしい、ボリュームのあるものがいただけます。
ふと気がつくと注がれているお水、A嬢の満足しきったワイン(彼女はグラスワインでこんなにおいしいのがいただけるなんて!と喜んでいました)

そして何と言っても私がうれしいのは、壁に掛かっている絵の数々です。私たちの席のすぐそばには、ユトリロ描いたノートルダム大聖堂の絵・・・かぶりつきです(もちろん本物です)。テーブルクロスや食器もあわせて、まるで美術館のよう・・・・

ランチをおえ、出てきてから、満足した私たち。もう少し歳を重ねてからなら、ダンナさまも一緒にいってくれるかなぁ・・・・それを願いつつ、後ろ髪を惹かれる思いで店をあとにしたのでした。



まだ、OLだったときの話です。

父から、会社に電話がかかって来ました。

「おい、お前、今日は夜なんか予定あるのか」

たまたま、残業してはいけない日で、はやく帰ってのんびりしようと思っていた日です。

「・・・・別にないけど、なに」
「そうか、じゃ、これからFAXいれるから、番号言え」
「は?」
「Tたち(父の食べ歩き仲間)と3人で食べに行くんだけどな、たまにはお嬢さんもどうぞっていうからさ」
「・・・・そういうの、社交辞令っていうか・・・っつーか、なんで私がおじさん3人とごはん食べにいくのよっ」
「何いってんだお前、ふつうおまえがいけるような店じゃないぞ。しかも、今日はパパもおごってもらうんだ。ママにも怒られないぞ~」
「・・・・まぁ、いいけどさ。場所どこ?」
「有楽町だ」
「・・・つーか、私、そんなにちゃんとしたかっこうしてないよ。」
「ジーパンとかじゃなきゃ、なんでもいいんだ。店に遠慮すんな。じゃぁ、店で待合せな!」

・・・・かくして、送られたFAXには、店の地図が記されていました。店名は「アピシウス」。当時の私には、まったく縁がなく、どんな店かもしらないまま、向かいました。

なにせ、うちの父にはふりまわされています。高校2年のときなど「お前の誕生祝いだ!」と連れて行かれたのは、バニーガールが給仕をするしゃぶしゃぶのお店だったし(ほんとだからね・・・・男はこういうところで戦っているということをしっかりみておけとか訳の分からない理由でした)有楽町・・・銀座の近く・・・・またおねーちゃんがいる店か?とか思ってしまっていた私。

でも、到着すると普通のビルの地下。階段を降りると、すぐ左手にガラスの扉があります。あけようとすると・・・・すっとドアがひらきました。

「いらっしゃいませ。・・・Kさまでございますか?」
「・・・はい?」
「お父様とお友達は、少し遅れるとご連絡いただきました。どうぞ、お先に、ウエイティングバーでお待ちください」

・・・・・やばい、まじだ。まじなレストランだ。何考えてんだ父。どっかで待合せて一緒にきてよ!

一歩足を踏み入れると・・・・足が沈んだ。絨毯が深い。さすがに緊張する。

「何か、おのみになります?」
「・・・・・・・・・・お水でいいです。」

ボトルがあく。そうか、お水も有料か・・・・たは~・・・・はやくこい、父。

どうやら、まだ店内はクローズらしく、バーに数名のお客さんがいた。ほとんどが男性。まぁ、社用族ばっかりだったのでしょうね。

待つこと20分「いや~、まったか?途中こんでてな~」・・・父登場。よく名前を聞く父の仲間とは初対面。「はじめまして」

そして、「お待たせしました、お席が整いましたのでどうぞ」

ドアが開く。その中は、画廊のようでした。
絵が、すばらしい。ひとつひとつ、思わず眺める。「絵はお好きですか?」といいながら、説明するお店の人。

気がつくと、私は緊張していませんでした。明らかに、不釣合いな私でしたが、お店の方々はかえって面白いのか、よく話し掛けたり色々教えてくれるのです。お料理の作り方、ワインのボトルの見分け方。

「お気づきでした?お嬢様のメニューにはお値段が書いてありません」
「あ!それでお前は何でも遠慮なく頼んだな!」と笑う父。
「ぜひ、いずれボーイフレンドといらしてください。その時も、そしらぬ顔してはしゃいでいるほうが、かわいくてよろしいかと」とギャルソン。

この経験で、私は少しかわりました。妙に敷居が高く感じられる、えらそうな店は、おかしいのだと。どんなお客であっても、おいしいものを食べたいと思ってきていて、常識を持っている人に対しては、真摯に対応してくれるお店こそ、すばらしいレストランなのだ、と。

社用族がつどい、バブルの頃はにぎわっていたレストランも、かなり消えていったとききます。でもこの思い出のお店が、華やかさは少しなくなったものの(ランチだったからかも)まだきちんと残っていることを、本当にうれしく思いました。
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by KikiVicky | 2005-08-21 22:28 | ぐるめ
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